東京で人気の納骨堂
収蔵可能人数 | 最大8体 |
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販売価格 | 80万円~(護持会費別) |
アクセス | 「茗荷谷駅」より徒歩1分 |
今回は、文京区にある納骨堂「縁の園(えにしのその)」を見学してきました。 縁の園は、“縛られ地蔵”が境内に鎮座する林泉寺が運営・管理している自動搬送型の納骨堂。お香やお花は施設で用意されており、ICカード1枚でお参りできる手軽さが魅力です。
縁の園の魅力は、和モダンなデザインと、参拝のしやすさを考慮し、不要なものを省き必要なものを凝縮させたつくり。参拝室までの導線が短く、移動距離が少ないなど、中規模ならではの魅力も兼ね備えています
東京メトロ丸の内線の「茗荷谷(みょうがだに)駅」は、ホームは一つ、改札は二つあります。
降車位置から一番近い階段・エスカレーターを上っていきます。
改札を出たら、2番出口に向かいます。改札をまっすぐ進むだけなので、道順はシンプルです。
2番出口を出ると、スーパー「Santoku」が見えてきます。スーパーの手前を左に曲がります。
右に曲がるとこのような風景(左側は茗荷谷駅)。突き当りのところにある本屋さんを左に曲がります。
コンビニエンスストア「デイリーストア」の手前の道に入ります。
「デイリーストア」を左手に、緩やかな下り坂を進みます。
左側に「縁の園」の販売事務所が見えてきます。到着まであと35mです。
少し歩くと拓殖大学が見えてきます。左手に竹が見えるところが、「縁の園(えにしのその)」です。
縁の園は左側にある竹が目印。外観は2階部分に設えられた縦格子と竹がアクセントとなり、シンプルながらも「和」を強調したつくりとなっています。
エントランスは入口までの距離が短くアプローチしやすいつくり。
入口を入るとすぐにカウンターと受付機があります。
縁の園は参拝室にスムーズに移動できるように設計されたのだそう。 写真左奥の通路を進むとすぐ参拝室です。
1階ロビーは明るい空間ですが、静かで落ち着いた雰囲気です。
受付機は2台。受付機で契約者全員に渡される参拝カードで、厨子を呼び出すための受付をします。縁の園では先に厨子を呼び出す受付をするので、参拝室で厨子が来るのを待つ必要はありません。受付が完了すると、上のモニターに自分が参拝する参拝室の番号が表示されます。
カードをかざすと、参拝室の選択ができます。ちなみにお部屋ごとにお花の種類が異なっていて、その日の気分で和花と洋花どちらかを選べます。
1階の参拝室「天縁の間(てんえんのま)」は、木材と石材をふんだんに使った高級感あふれる空間。お値段は、112万円(年間護持会費1万5,000円)です。
縦格子が目を引く内装で、明るすぎず、暗すぎず、落ち着いた雰囲気の参拝室です。
それぞれの参拝室は半個室となっており、縦格子でしっかり区切られていますので、プライベートもしっかり守られ、周りの目を気にせずお参りできます。
ラウンジからから続く縦格子の扉は自動ドア。もちろん段差もなく、車いすでの移動もスムーズです。
中は明るく落ち着いた雰囲気。それぞれの参拝室は、白木で区切られていて、入口以外は縦格子で覆われています。お参りしているところが見えにくいつくりとなっているので、人目を気にせず、参拝することができます。
入口のまわりも縦格子で仕切られています。まるで高級料亭のような装いです。
中に入り、左に行ったところに、参拝スペースがあります。
円をモチーフとした墓石は大きく、存在感と重厚感があります。
厨子は到着していますので、参拝カードをかざすと扉が開き、すぐにお参りできます。
お焼香しているところ。お香を落とすと上品な香りに包まれますが、煙は比較的少ない印象。服に匂いが付くのが気になる方にとって、嬉しい配慮ですね。
お参りするとこのような感じ。天縁の間は横に広いので、大人3人ぐらいなら横並びでお参りできるほどの広さです。
ちょっと腰かけられるベンチシートも完備。こちらも縦格子のデザインで、この統一感が上質さを引き立たせています。
モニターは大きく、参拝カードと比べると、かなり大きいことが分かります。
モニターの下部には、和をイメージしたあしらいも入っていて素敵です。
特別参拝室「天縁の間(てんえんのま)」利用者専用のラウンジ。
黒を基調としたシックなデザインで、縦格子の扉がアクセントとなっています。
ソファは硬くもなく柔らかくもなく、ちょうどいい硬さ。
黒い壁と思いきや、壁を良く見ると和素材の壁紙が使われていて、さりげないこだわりを感じました。
1階ラウンジには大きなモニターがあり、参拝室の場所をこんな風に案内してくれます。
1階にある特別参拝室へと続く通路。重厚感のある黒い壁と、壁面を照らす天井のスポットライトが高級感を漂わせています。
地下1階の参拝室「光縁の間(こうえんのま)」「照縁の間(しょうえんのま)」は、光をモチーフに、温かみのある照明が映えるアイボリーと暖色系の配色でデザインされた空間。
お値段は、80万円(年間護持会費1万5,000円)です。
天井が高く開放的で、お墓とは思えないぐらい清潔で明るい雰囲気。参拝室は背の高いパーテーションでしっかり区切られていますので、周囲を気にせずお参りできます。
ロビーから続く扉は自動ドア。段差もなく、車椅子での移動もスムーズです。
1階とは雰囲気が異なり、明るく開放的な空間。右の写真は身長153cmの私が立った様子。天井はもちろん、パーテーションも高く設えられていることが分かります。
参拝室は光で溢れていて、明るく温かみのある雰囲気。壁面を照らす照明を使用しているので、眩しさはなく落ち着きのある空間を作り出しています。
選ぶ銘板の色によって、雰囲気も変わります。
お参りするとこのような感じ。大人2人ぐらいなら横並びでお参りできるほどのゆとりはあります。
ベンチシートも設置。パーテーションの小花柄は模様をプリントした壁紙かと思いきや、良く見るときちんと刺繍されていました。 また、ゴールドの壁紙は、光の差し込み加減によって表情が変わる素材になっていて、照明が照らされている部分とそうでない部分のグラデーションがとても綺麗で煌びやか。
地下1階のロビー。今はなにもありませんが、これから参拝する方が利用できるソファーや椅子の設置を検討されているそうです。
地下1階には2つの小さな法要室があります。
3階に行くと、モダンなつくりの本堂がお目見え。建物の近くには竹や木、お地蔵様、竹材のベンチが置かれていて、和の美しさを引き立たせていました。
4階にある本堂は、木材と濃藍のコントラストが美しい空間。本尊が青ベースでつくられているお寺は珍しく、本尊に鎮座する釈迦牟尼佛像の格調高さを感じます。
もともと境内の中に安置されていた縛られ地蔵が、3階にお引越しされていました。
縄代を払えば、願いを込めて縄で縛ることもできます。縄がほどけた時、その願いは叶うとされています。
お寺の公式サイトに載っていた過去の写真よりも、縄が減っていました。
いろんな人の願が叶ったのかもしれませんね。
林泉寺には他にも、たくさんのお地蔵さまが安置されています。
2階は法要室・客殿のフロア。この階には2つの法要室があります。
縁の園は階ごとに目的が分かれているので、とても分かりやすいですね。
高級レストランのような雰囲気のこの空間は、法要施設ではなく、待ち合わせや休憩で利用できるスペースです。
ここでは、50名規模の葬儀を執り行うことができます。
また、会食をしたり、法要をすることも可能です。
こちらも法要室。窓に設えられている雪見障子が目を引きます。
この法要室は、会食をしたり、休憩室としても利用できます。
地下1階にも小さな法要室が二部屋あります。
少人数での会食や休憩室として利用できます。
トイレは石材の床が高級感を漂わせるシックなデザイン。
多目的トイレも完備されています。個室についている手摺も嬉しい。
エレベーターにも、手摺が両サイドについています。
林泉寺は、慶長(1602年)伊藤半兵衛長光の開基、通山宗徹を開山として創立された、由諸ある曹洞宗のお寺です。
「縛られ地蔵」と呼ばれる縄でしばられた地蔵尊が有名で、大岡政談や銭形平次にも登場しています。 願かけのとき地蔵尊に縄をかけ、願いがかなうと縄をほどくというもので、江戸時代から庶民の信仰を集めていました。
縁の園では、「縁の会」に加入すると、様々なサービスや割引を受けられます(入会金:3万円、年会費:不要)。
例えば、葬儀プランを最大21%オフで利用できたり、もしもの時に早朝・深夜問わず、指定の場所へ迎えに来てくれたり、ご遺骨を預かってもらえたりと、サポートが充実しているのが特徴です。
東京都内屈指の文教地区だけに、茗荷谷にはぜひ立ち寄りたい散策スポットが満載。桜並木で有名な播磨坂や、緑あふれる境内に癒される護国寺、特徴的な建築美に目を奪われる東京カテドラル聖マリア大聖堂等がおすすめです。
また、縁の園を運営する林泉寺も、ぜひ立ち寄って頂きたい場所の一つ。縛られ地蔵も見どころですが、様々なお稽古を行う心の道場もおすすめ。だれでも参加でき、写経、武道、華道、茶道などお稽古を体験できます。 中でも、林泉寺の坐禅会は特に人気で、若い女性や海外からの観光客が参禅しています。
縁の園が他の納骨堂と異なる点は、スムーズにお参りできることを第一に考えて設計されているところ。 参拝室に着いたらすぐにお参りできるよう、受付機で厨子を呼び出せるシステムを導入したり、館内での移動距離が少なくなるよう、部屋の配置やレイアウトも考慮されています。
また、必要な施設や部屋だけを設置して、迷うことなく目的の部屋に行ける設計となっている点も、中規模の納骨堂ならではの魅力と言えます。
来園した方が快適に過ごせることを重視してつくられた縁の園。気になる方は、ぜひ足を運んで、納骨堂の雰囲気や動線のスムーズさを体感してみてください。
宗旨宗派不問・檀家になる必要なし 東京で人気の永代供養可能な納骨堂3選
収蔵可能人数 | 1~8名 |
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販売価格 | 85万円~ |
年間護持会費 | 12,000円/13,000円 |
アクセス | 都営大江戸線「蔵前駅」より徒歩5分 |
収蔵可能人数 | 1~8名 |
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販売価格 | 80万円~ |
年間護持会費 | 12,000円 |
アクセス | 東京メトロ南北線「本駒込駅」1番出口より徒歩3分 |
収蔵可能人数 | 1~8名 |
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販売価格 | 86万円~ |
年間護持会費 | 15,000円 |
アクセス | JR山手線「目黒駅」東口より徒歩3分 |